中野・坊主バー（Vow’s Bar)

 今年は、親鸞聖人の750年大遠忌と法然上人の800年大遠忌の年に当たります。京都の平等院鳳凰堂の雲中供養菩薩像には、52体のさまざまな菩薩像が壁一面に掛けられています。雲に乗って、座ったり、舞ったり、楽器を奏でたり、優雅で穏やかな顔立ちは眺めるだけでほっとします。仏教では、舞踏で衆生を来迎し、歌と楽器を奏でて凡夫を必ずや極楽浄土に救いとるとされています。「音海」というお浄土に誘い、「楽力」の歓喜を与える音楽。現代のミュージシャンは、今生の雲中供養菩薩像のような存在だと思います。4月9日のチャリティーコンサートには、坊主バーとご縁のあるミュージシャンが出演します。みなさんと一緒に、「音海曼荼羅」を楽しみたいと思っています。ぜひ足をお運びください。

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