中野の重要拠点を知る【1】JR中野駅

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2017年、新シリーズがスタートします! 題して、『中野の重要拠点を知るシリーズ』。昼夜関係なく中野の暮らしを支えている機関等をご紹介する企画です。初回を飾るのはJR中野駅。普段あまり知られることのない仕事柄について、ステーションマスターである加室駅長にご案内いただきました(なんと、6名の写真は加室駅長が撮影!!)。さらに、Q&Aで中野駅への“質問箱”も掲載。本シリーズは今後、警察署、消防署、税務署、区役所、バス、地下鉄等の紹介を予定しています。

 

加室駅長が紹介する、知ってるようで知らない仕事帳

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はじめに●加室英雄駅長よりご挨拶

 このたびエフ・スタッフルーム様のご厚意により、中野の重要拠点という位置づけで、駅で行っている業務を「仕事帳」という形で紹介させていただけることになりました。
 中野駅には80名余りの社員が交代制でさまざまな業務に従事していますが、これらの社員の仕事は、皆様がご存知の仕事もあればあまり知られていない仕事もあるかと思います。
 今回は、実際にその業務に従事している社員の目線で、中野駅の仕事を紹介させていただきます。この他、皆さまから寄せられた駅の仕事への疑問や質問にもお答えしていますので、是非、楽しみながらお読みください。

▲多彩な趣味を持つ加室駅長。その一つがカメラ。自前のカメラを手に働く姿を活写してくれました

▲多彩な趣味を持つ加室駅長。その一つがカメラ。自前のカメラを手に働く姿を活写してくれました

 

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時任 沙樹 Saki Tokitou

46_08-10_03  みどりの窓口では、乗車券や特急券、通勤・通学の定期券などを発売しています。特に、旅行はきっぷをお求めになるところから始まりますので、お客さまの旅行が楽しいものになるよう、明るく丁寧な案内に努めています。窓口が混雑しているときには座席の場所を選択できる指定席券売機(紫の券売機)が便利です。操作方法などわからない点があればお気軽にお声掛けください。 46_08-10_04
 
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宮野 和輝 Kazuki Miyano

46_08-10_05  改札窓口では、電車をご利用になるお客さまのきっぷの確認や精算のほか、列車が遅れた時には遅延証明書の発行や電車の乗り場やバス乗り場の案内、中野駅周辺施設等の案内など様々な案内を行っています。中野駅をご利用になるお客さまが、気持ちよく旅行できるよう、笑顔でお見送り・お出迎えしています。 46_08-10_06
 
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川佐 健二 Kenji Kawasa

46_08-10_07  駅を機動的に巡回し、お困りのお客さまや鉄道に不慣れなお客さまとコミュニケーションを図りながらご案内を担当する仕事です。具体的にはきっぷの買い方や列車時刻・乗換のご案内や広告・ポスターなどの宣伝物の管理、周辺施設等のご案内、お身体の不自由なお客さまへのご案内を行います。幅広い知識が求められる仕事ではありますが非常にやりがいのある仕事です。 46_08-10_08
 
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富沢 俊文 Toshifumi Tomizawa

46_08-10_09  鉄道を安全・快適にご利用いただけるようにホーム上の状態監視、列車停止手配やお忘れ物対応および情報提供を行っております。通勤時間帯の列車遅延時には急遽の乗り場変更に伴うタイムリーな放送案内ができず、ご迷惑をお掛けして大変申し訳ありません。少しでも分かりやすい放送案内を行い、お客さまが安心して目的地に行けるように今後も取り組んでまいります。 46_08-10_10
 
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石澤 大祐 Daisuke Ishizawa

46_08-10_11  システムによる列車の運行管理や進路制御を日々行っております。東京メトロ東西線との乗り入れに伴う会社間での打ち合わせを行い、列車を安全に運行するため監視に努めています。列車の運行に関わる駅間の連絡や終電関係の接続についての打ち合わせも行います。また、列車が正常に運行できるように中野駅構内のレールやポイント(転てつ器)の点検や清掃も担当。普段はお客さまとの接点はあまりありませんが、鉄道を安全快適にご利用できるように日々取り組んでいます。 46_08-10_12
 
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倉澤 智子 Tomoko Kurasawa

46_08-10_13  JR東日本エリアを中心とした宿泊や日帰りのびゅう旅行商品の発売や、北海道から九州・沖縄まで航空機利用の受託会社商品も取り扱っております。また、50歳からの旅と暮らしを応援する「大人の休日倶楽部」へのご案内や入会受付も承っております。お客さまのニーズに合わせたご旅行を提案し、思い出に残るような特別なご旅行になることが私のやりがいです。 46_08-10_14

 

Q:中野駅で一番多い忘れ物は何ですか?

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A:平成27年度集計によると携帯電話の忘れ物が一番多くなっています。次いで紙袋等の忘れ物となっています。また、一年間で中野駅にて取り扱った忘れ物の件数は約1万3000件余り。参考までに、列車の中に忘れた場合は乗車された詳しい場所(時刻や号車)が分かると発見される可能性が高くなります。

Q:回収したきっぷはどうするの?

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A:各駅で回収されたきっぷや新聞紙を資源循環センターに送付、再資源化行程を経て、トイレットペーパー等に生まれ変わります。また、社員の制服は回収されたペットボトルからできています。

Q:中野駅では何人くらいの人が働いていますか? また、「宿泊勤務」ってどんなもの?

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A:中野駅では約80名が働いています。日勤勤務と交代勤務(9時から翌9時)の組み合わせ勤務で仕事をしています。所属は80名ですが、1日に働いている社員は20名弱と少なく、社員が協力して業務を進めています。

Q:線路に物を落とした際、長いマジックハンドで拾ってくれますが、小さくて取れないものはどうするの?

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A:列車の進来が無いことを確認し、マジックハンドを使用して拾得を行いますが拾得できないものは終電後に社員が線路に降りて捜索します。これは作業に集中して列車の進来に気付かず事故につながる可能性があるためです。しかも、見張り役とマジックハンド取扱者とで役割が決められています。

Q:駅員さんも長期休みはとれますか?

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A:長期休みをとることは可能です。駅社員は2カ月前に年次有給休暇を申請できます。各社員が生活設計を考えて計画を立てられるように申請することになります。しかし、限られた社員で運営していますので、休める社員数は限られています。

 

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投稿日時 2017-02-11

カテゴリー Vol46, おこのみっくすマガジン

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