なるほど! おこのみっくすミニ仏像講座

仏像に序列がある?
仏像にはランクがあります。仏教の世界で一番偉いのは、「如来」の名がつく仏様。序列化すると次の通り。
①如来…「真実から来た者」という意味。仏教で最上の境地に達した存在。釈迦如来、阿弥陀如来など
②菩薩…如来のもとで悟りを目指す、いわば如来の候補生。観音菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩など
③明王…怒りの形相で如来の教えに従わないものを正しい方向へ導く。不動明王、孔雀明王など
④天……仏教を信じる心を外敵から護るボディガード。武装している。梵天、帝釈天、金剛力士など

梅照院にあてはめると…
梅照院のご本尊は薬師如来。日光菩薩(煩悩を照らし諸苦の闇を消滅させる)と月光菩薩(やさしい慈しみの心を授ける)を脇侍として従えています。薬師如来という仏様は、人々を苦しみから救い出したいと「十二大願」を立て苦行に励んでいました。しかし、人々を惑わし苦しめる多くの魔障(ましょう:仏語で仏道の修行の妨げをなすもの)たちが、十二大願が成就しないように多くの妨害を企てます。この時、薬師如来を守護するため、魔障たちと戦ったのが「十二神将」。薬師如来を中央に十二の方位に陣を張り、いつ何時攻め入るか分からない魔障たちから護り続けています。また、十二神将は、阿弥陀如来や地蔵菩薩など仏様が姿を変えた化身とされています。

[`evernote` not found]
このエントリーをはてなブックマークに追加
Bookmark this on Google Bookmarks
Share on Facebook

投稿日時 2013-06-17

カテゴリー Vol27

タグ: ,

 この記事を見た人には、こんな記事もオススメ:

該当記事が見当たりません

この記事にコメントを書く

※名前はニックネーム可